OEM承認された臭いの無い自動車ガラス用接着剤
ハンドガンでの吐出が容易な室温で塗布できる自動車ガラス用接着剤です。
長いオープンタイムにより暖かい温度環境下でも安全に施工することができます。
自動車ガラスの交換作業において、Sikaのブラックプライマーレス施工要領書、
およびオールブラック施工要領書に適応しており、
更に、ガラスにはプライマーレスで施工することも可能です。
注:ガラスにプライマーレスで施工する場合、
SikaR Cleaner G+Pなどの自動車用ガラスクリーナーを使用した前処理が必要です。
接着面は汚染されていない状態で十分な紫外線保護があることが前提となります。
特長
・ハンドガンでの押出しが容易
・無溶剤、無臭
・OEM 承認接着システム
・接着性の発現が速い
・ガラスにプライマーレスで接着
適用範囲途
施工経験のある専門業者での使用を前提としています。
当製品と関連する工法の情報は、自動車のガラス交換での使用を想定しています。
他の用途で使用する場合には、実際の被着材と作業環境で試験を実施し、
接着性と材料の適合性を必ず確認してください。
使用方法
下地処理
表面は清潔で、乾燥し、グリス、オイル、ホコリ、そして汚染物質がないようにしてください。
接着面は、SikaRCleaner G+Pのような自動車用のガラスクリーナーで清掃してください。
追加の下地処理なしで、ガラス、およびセラミックコート面に接着することができます。
最良の接着性を得るためには、シーカのブラックプライマーレス施工要領書、
またはオールブラック施工要領書に沿って下地処理を実施してください。
施工や使用する下地処理剤に関する詳細は、該当する製品のプロダクトデータシートをご参照ください。
注: セラミックコートのないガラスは、適切なUV保護が必要です。
施工
5℃から40℃の間で施工することができますが、反応性および施工性が変化することを考慮してください。
被着材と接着剤の最適温度は、15℃から25℃の間です。
低温下での粘度上昇を考慮してください。 施工を容易にするために、使用前に接着剤を室温に戻してください。
接着剤の厚さを均一にするために、三角形状でのビード塗布を推奨します。(図1参照)
図1: 三角ビードを上図のように圧着してください
高温多湿の環境下ではオープンタイムが非常に短くなります。
必ずオープンタイム以内にガラスを取り付けてください。
接着剤の膜が形成された後は、絶対にガラスを取り付けないでください。
除去
硬化前の SikaflexR-255 Ultra は、SikaRRemover-208、または他の適切な溶剤を
用いて工具や機器から取り除いてください。硬化後は機械的に取り除くしかありません。
手など皮膚に付着した場合は、直ちに SikaR Cleaner-350 H、
または適切な工業用ハンドクリーナーおよび水で洗い流してください。
溶剤は使用しないでください。
仕様 |
主成分 |
1成分形ポリウレタン |
色 |
ブラック |
硬化機構 |
湿気硬化 |
密度 (未硬化) |
1.31 kg/l |
形状保持性 |
良い |
施工温度範囲 |
製品:5〜40℃
施工環境:5〜40℃ |
スキンタイム |
40分 |
オープンタイム |
30分 |
硬度 (ショアA) |
50 |
引張り強度 |
5MPa |
破断時の伸び |
500% |
引裂き強度 |
12N/mm |
引張りせん断強度 |
3MPa |
保存期間 |
9ヶ月(25℃以下で保存) |