撥水性

撥水性とは、水を弾く性質を意味します。高い撥水性でコーティングされた表面に付着した水分は、球体状の水玉の形を保ちながら転がり落ちます。洗車時に水玉に汚れが集まり、落としやすいといったメリットがあるものの、水分が水玉になって表面に残るため、シミなどのイオンデポジットやウォータースポットがつきやすいのが欠点です。

プロウェルで取り扱う「クリスタルプロセス ハイテクX1 ダイヤモンドコート」は、4ナノメートルのダイヤモンド微粒子を分散させた超撥水ガラスコーティング剤です。コーティング被膜の柔軟性を確保しつつ、硬度のある被膜を形成することに成功しています。被膜の持続期間は7年以上です。

親水性

親水性とは、水との親和性が高い性質を意味します。水に溶け込み馴染みやすい性質を持ち、車の表面に水滴が残らずゆっくりと広がるのが特徴です。撥水性は水分が球状になるのに対し、親水性は水玉にならず表面に広がっていきます。

表面の水分が広がることで速乾性を高め、水滴や汚れ、シミなどのイオンデポジットやウォータースポットが残りにくいのがメリットです。雨で汚れが落ちやすいため、洗車の機会が少ない方や屋外駐車場に車を停めている方に向いています。また、シミや汚れが目立ちやすい濃色車へのコーティングにもおすすめです。

一方で、水滴が塗装面に馴染むと同時に汚れも馴染みやすいため、他タイプに比べると洗車時の汚れ落ちが悪くなるというデメリットもあります。

疎水性

疎水性とはボディに水玉を作らず、水を集めて滝のように流れ落とす、撥水性と親水性の中間に近い性質です。

ボディに水がついている時間が短くなるため、水シミの心配がありません。水の動きは親水性とよく似ていますが、親水性は水と馴染んでゆっくりと落ちていくのに対し、疎水性は水と馴染まないことで水を素早く落とします。
ただし、車にかかる水分量が少ないと、撥水コーティングのように水残りを起こしてしまいます。そのため、炎天下ではイオンデポジットやウォータースポットに注意が必要です。

ガラスコーティング剤には、撥水性・親水性・疎水性と性質や特徴が違う種類があります。どれを使っても同じわけではなく、目的にマッチした性質のガラスコーティング剤選びが大切です。ご自身のライフスタイルやシチュエーションを想定し、求めているものに合致するガラスコーティング剤をお選びください。